カールフィッシャー水分計(容量法/電量法)
メトロームのカールフィッシャー水分計は、水分と滴定を同時に最大4測定同時に行えます。固体の水分測定には水分気化装置付きサオートサンプラーを接続して多検体水分測定が可能です。FDA 21 CFR Part11等世界の公定試験法や規制に対応しています。装置3年保証のサポート体制を世界中で行っており、メトロームならデータインテグリティ対策(DI)も安心です。
さまざまなカールフィッシャー水分測定に対応できる豊富なラインナップ - お探しのカールフィッシャー水分計が見つかります!
メトロームの電量法および容量法カールフィッシャー水分計は、0.001%~100%水分測定をカバーします。操作が簡単で品質管理に最適なオールインワンタイプから、ロボットを組み込んだ多検体完全自動測定まで豊富な種類が用意されています。
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OMNIS KF:容量法&電量法KF水分計
OMNIS 容量法・電量法 カールフィッシャー水分計なら、分解能最大10万分の1のビュレットが使用できて、サンプルロボットで高速多検体自動化も可能。システム拡張すれば自動滴定も行えます。
KFタイトランド:カールフィッシャー水分計(容量法/電量法)
タイトランドは、電量法と容量法が1台で行える高機能タイプなど用途に合わせてさまざまな種類が揃っています。試料粉砕などの自動サンプル前処理や多検体連続測定も可能でラック上のサンプル容器のフタを自動開閉することもできます。FDA 21 CFR Par11完全準拠です。
KF Ti-タッチ:カールフィッシャー水分計(容量法/電量法)
915/917 KF水分計は、必要な機能が一体となったコンパクト&高機能カールフィッシャー水分計です。電動ビュレットや測定容器が全て装置本体上にセットできるため、省スペースでの設置が可能です。FDA 21 CFR Par11完全準拠です。
Eco KF タイトレーター:KF水分計(容量法 / 電量法)
Eco シリーズのカールフィシャー水分計は、精度・再現性・安全を犠牲にせずにお求めやすい価格を実現しました。食品はもちろん、石油化学、塗料などの水分測定にも最適です。容量法にはEco KFタイトレーター、電量法にはEcoクーロメーターがあります。
電量法カールフィッシャー水分計
電量法カールフィッシャー水分計はppmレベルの水分量を測定できます。メトロームなら固体試料中の微量水分測定でも水分気化装置付きオートサンプラ―を接続して多検体自動測定が行えます。
世界中でメトロームのカールフィッシャー水分計が選ばれる理由とは?
カールフィッシャー水分計は、FDA、ASTM、DINなど世界中の規定・局法・公定法における水分測定で採用されています。メトロームは、70年以上にわたり、カールフィッシャー水分計の製造・販売・サービスに従事してきました。以降メトロームのKF水分計は世界中のお客様のニーズを満たすために日々改良されてきました。
- 容量法、電量法ともコンパクトなルーチンワーク向けから、ロボットを装備した全自動タイプ、さらに生産設備向けのプロセス分析用まで、幅広いタイプの自動滴定装置が揃っています。
- 信頼できるスイス品質
- 80か国以上にあるグループ会社や特約輸入代理店より、メトローム製品のサービスサポートやアプリケーションサポーとが受けられます。
100種類以上のアプリケーションノートが利用できます。
メトロームの電位差滴定装置は、ラボでのルーチン分析からプロセス分析まで幅広い種類から選択できます
カールフィッシャー水分計のよくある質問 FAQs
カールフィッシャー水分計で何ができますか?
カールフィッシャー水分計(KF水分計)は、自由水と結合水の両方合わせた水分量を測定できる最も実証された水分測定法の一つです。KF法を使用すると、結晶の表面だけでなく、結晶内に含まれた水分も測定できます:
- 液体、固体、スラリー、気体といったあらゆる種類のサンプルの水分測定 (つまり、水分含有量の測定) が可能
- ppmから100%までの幅広い濃度範囲をカバー
- 迅速にで高い選択性
- 高い再現性と信頼性のある測定結果
カールフィッシャー水分計の原理はどのようなものですか?
KF水分測定法は、2種類の酸化還元反応に基づいて測定しています。古典的なアルコールベースのカ―ルフィッシャー試薬を使用すると、成分のメタノールと二酸化硫黄がアルキル亜硫酸を形成します。水とヨウ素の存在下では、水を消費する反応でアルキル亜硫酸が酸化されます。水が全て消費されると反応は停止し、ヨウ素が少し過剰になって終点となります。
カールフィッシャー水分測定は完全自動で測定できます。メトロームでは、ルーチン向けからロボットによる完全自動測定まで、さまざまなタイプのカールフィッシャー水分計が揃っています:
- OMNIS KFタイトレーターは、OMNISサンプルロボットを拡張することで、最大4サンプルをノンストップで完全自動測定することが可能です: Go to automation options for OMNIS KF タイトレーター向けサンプルロボットについてさらに詳しく
- KFタイトランドとKF Ti-タッチは、直接滴定できないサンプル向けの水分気化装置付きオートサンプラ―を接続できます。固体試料などの連続水分測定が行えます:KF タイトランド または KF Ti-タッチ
カールフィッシャー水分測定 容量法 vs 電量法
カールフィッシャー水分測定法には、容量法と電量法 の 2 つの異なる測定法があります。 以下の表は 2 つの測定方法を比較しています。
容量法 KF 水分測定法 | 電量法 KF 水分測定法 | |
---|---|---|
0.1% ~ 100% |
0.001% ~ 1% | |
サンプル投入方法 | 固体やペースト状のサンプルを滴定容器に直接投入することができます(容量測定用測定容器を短時間開けても、結果に影響はありません) |
液体や気体はセプタムを通してシリンジを使って投入できます。測定容器内へ大気中の湿気が侵入するのを防ぐため、電量法測定用容器を開けないでください。 |
力価測定 | 定期的に実施 | 必要なし |
KF滴定試薬滴下/発生電極 | ヨウ素を含むKF滴定試薬をビュレットで滴定 | 発生電極で陽極酸化によりヨウ素を生成 |
容量法の測定手順:
- 測定容器に溶媒を加える
- 無水化 (コンディショニング)
- サンプル投入 (又は力価測定用水標準サンプル)
- カールフィッシャー滴定試薬を使用して滴定
電量法の測定手順:
- 測定容器に溶媒を加える
- 無水化 (コンディショニング)
- サンプル投入
- ヨウ素が発生して水分と反応し測定が行われる
より詳しい情報
Application bulletin: Volumetric water content determination according to Karl Fischer
Application bulletin: Titer determination in volumetric Karl Fischer titration
Application bulletin: Coulometric water content determination according to Karl Fischer
Learn more about coulometric Karl Fischer titrators
Blog: Titer determination in Karl Fischer titration
Blog: Best practice for electrodes in Karl Fischer titration
カールフィッシャー水分測定を行うには、どのような装置が必要ですか?
容量法を行うには、測定容器、指示電極、電動ビュレット、容量法KF滴定試薬が揃ったKF水分計が必要です。
電量法を行なうには、測定容器、指示電極、一液型又は二液型の発生電極、電量法KF滴定試薬が揃ったKF水分計が必要です。