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イオンクロマトグラフ
イオンクロマトグラフ

イオンクロマトグラフ

イオンクロマトグラフは主に溶液中の陽イオン、陰イオン、有機酸の定性分析や定量分析用として広く使われています。メトロームのイオンクロマトグラフは、装置3年保証、アニオンサプレッサ10年保証です。

あらゆるアプリケーションに対応 – 最適なイオンクロマトグラフが見つかります

メトロームのイオンクロマトグラフは、ルーチン分析向けにコスト効率が高くコンパクトタイプから高度なアプリケーションにも対応した最新の完全自動化されたシステムまでカバーしています。メトローム ICのラインナップには、検出器、カラム、サンプル前処理、サンプルチェンジャーも含まれます。 検索フィルターから最適なイオン クロマトグラフ システムが見つかります!

お役立ち情報

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なぜメトロームのイオンクロマトグラフが使われているのか?– 世界で30年以上の実績

メトロームの最初のイオンクロマトグラフは、1987 年にメトロームの分析装置に加わりました。それ以来メトロームでは、学術研究室向けのシンプルタイプから自動化された高性能 IC システム、IC-MS や IC-ICP/MS などの他の分析装置と組み合わせたシステム、イオンクロマトグラフィの心臓部にあたる分離カラムまで、最先端の IC ソリューションを開発・製造してきました。

メトロームICについての詳細は以下のコラムにも掲載されています:

Blog series: History of Metrohm IC

イオンクロマトグラフィのよくある質問 FAQs

イオンクロマトグラフの分析の流れについて教えて?

イオンクロマトグラフは、液体サンプル中のイオンを分離・定量するために使用される分析機器です。 次の手順は、メトロームのイオンクロマトグラフによって行われています:

  1. 予備洗浄:溶離液または移動相は IC システムを通過します。 溶離液は分離カラムを通して連続的にポンプで送られます。 これは分離カラム内の樹脂上の結合部位を巡ってサンプルイオンと競合するさまざまなイオンを含む水溶液で構成されています。 溶離液組成は、ターゲットイオンの最適な分離を達成するために慎重に最適化されています。
  2. サンプル前処理(オプション): 通常サンプル前処理工程は、サンプルをサンプルループに注入する前に行われます。サンプル前処理により、より正確で信頼性の高い結果が得られ、分離カラムや IC システムへのダメージを防ぐことができます。 サンプル調製技術には、濾過、希釈、抽出が含まれます。
  3. インジェクションバルブ: インジェクションバルブの位置が FILL に切り替わり、サンプルがサンプルループに入ります。
  4. サンプルインジェクション:インジェクションバルブは、分離カラムに向かってサンプルを注入します。
  5. サンプルの分離:サンプルはイオン交換樹脂が充填された分離カラム、つまり固定相を通過します。 この樹脂には特定のイオンと選択的に相互作用する荷電官能基が含まれています。 樹脂の選択は分析するターゲットイオンによって異なります。
  6. 溶出と検出:サンプルがカラムを通過するにつれて、保持されたイオンが樹脂から徐々に脱着されます。 各イオンの保持時間は樹脂に対するイオンの親和性と溶離液の条件によって異なります。 分離されたイオンを含む溶離液はイオンクロマトグラフ内の検出器に到達します。 導電率検出器、UV/Vis 検出器、質量分析計などのさまざまな種類の検出器を使用できます。 検出器はカラムから溶出する特定のイオン濃度を測定します。
  7. データ分析:専用ソフトウェアで検出器の出力を記録・処理します。 得られたデータから対象イオンの濃度を経時的に表示するクロマトグラムが作成されます。

メトロームのイオンクロマトグラフィシステムはどのソフトウェアを使いますか?

メトロームのイクロマトグラフは、イオンクロマトグラフ専用ソフトウェア MagIC Net で制御しています。MagIC Net はイオンクロマトグラフ本体と周辺機器を制御している、直感的で使いやすい操作のソフトウェアです。 MagIC Net はFDA およびGLP に完全準拠しています。

さらにメトロームのICシステムは、アジレント社のOpenLab CDS およびウォーターズ社のEmpowerTM に対応しています。

 

Brochure: MagIC Net 4 (8.102.5010, PDF, 1.4 MB)

Brochure: IC Driver for Agilent OpenLab CDS (8.102.5007, PDF, 1 MB)

Brochure: Metrohm meets Empower 3 (8.102.5004, PDF, 213 KB)

メトロームのイオンクロマトグラフなら、どんなアプリケーションが測定できるの?

メトロームの豊富な種類のイオンクロマトグラフ用カラムのおかげで、さまざまな分野の測定が行えます。水や廃液の分析だけでなく、食品、飲料、科学、エネルギー、学術研究、製薬、環境分野で、メトロームのイオンクロマトグラフが使われています。

分離カラムは以下のようなサンプルを測定するために、イオンクロマトグラフィの分離メカニズム (イオン交換、イオン排除、イオンペア形成など) を担っています。

  • アニオン、カチオン(サプレッサーあり/なし)
  • 遷移金属
  • 炭水化物
  • 有機酸
  • アミン
  • アミノ酸

イオンクロマトグラフィについて、さらに詳しい資料

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こちらの技術資料では、「実践的なイオンクロマトグラフィ」として、基本原理、リテンションモデル、溶離液などについて、イオンクロマトグラフィの理論を解説しています。さらに、アニオンやカチオンを測定するための実験例も紹介しています。(英語)

「実践的なイオンクロマトグラフィ」の基本原理編を抜粋・和訳した「イオンクロマトグラフ基本のきほん 原理編」が、どなたでもご自由にダウンロードできます。